世界経済フォーラムは、2019年の「テクノロジー・パイオニア」に選出された56の企業を発表しました。「テクノロジー・パイオニア」は、農業からクリーンテック、最新型安全保障まで、さまざまな分野において未来を担う企業を表彰するものです。

世界経済フォーラムのフルビア・モントレサー氏は、「産業を形作り」、「今後の社会を改善する」力を持つ企業を選出したとコメントしました。One Concernは、AIを駆使したテクノロジー・政策・ファイナンスの提供を通じて、自治体・企業・市民と共に災害に脅かされない未来を実現しようという取り組みが評価され、テクノロジー・パイオニアに選出されました。

カリフォルニア州メンローパーク2019年7月1日 – カリフォルニア州メンローパークを拠点とし、災害前・災害中・災害後の人命と暮らしを守ることを使命とするAI企業、One Concernは、数百に及ぶ候補企業の中から世界経済フォーラムの「テクノロジー・パイオニア」の1社として選出されました。

世界経済フォーラムの「テクノロジー・パイオニア」は、新しい技術やイノベーションの考案、開発、導入に従事し、産業界と社会に大きな影響を与える力を持った新興企業を選出します。

今年の「テクノロジー・パイオニア」には、多様な分野で台頭するイノベーション企業が選ばれました。これらの企業は、AIやIoT、ロボット、ブロックチェーン、バイオテクノロジーなどの最先端技術を通じて未来の形成に貢献しています。今年の対象分野には、アグテック、スマートシティ、クリーンテック、サプライチェーン、製造、サイバーセキュリティ、自律走行車、ドローンなどが含まれます。多様性という観点で注目すべきは、分野だけではなく、今年の「テクノロジー・パイオニア」の25%が女性が率いる企業である点でしょう。また、米国やシリコンバレーに限らないさまざまな地域の企業が選ばれており、56社の拠点に含まれていない大陸は南極大陸だけです。「テクノロジー・パイオニア」の一覧は、こちらでご覧いただけます。

「テクノロジー・パイオニア」選出を受けて、One Concernのアマッド・ワニ最高経営責任者は、世界経済フォーラムが開催するニュー・ワールド・チャンピオンズ年次総会に参加します。通称「夏季ダボス会議」と呼ばれる同総会は、7月1~3日に中国の大連で開かれます。パイオニアの多くは、2020年1月にダボスで開催される会議にも参加し、今後2年にわたり、フォーラムのイニシアティブに貢献します。

世界経済フォーラムのテクノロジー・パイオニア主任、フルビア・モントレサー氏は次のように話しています。「One Concernを今年のテクノロジー・パイオニアの1社として迎えることができ、大変嬉しく思います。One Concernを始めとするテクノロジー・パイオニアたちは、産業の先頭に立って新しいテクノロジーを通じた業界の変革を進めています。この世代の企業は、グローバルな課題に対して解決策を形成し、今後の社会を改善していく大きな力を秘めています。」

One Concernのアマッド・ワニ共同設立者・最高経営責任者は、次のように述べています。「One Concernが世界経済フォーラムのテクノロジー・パイオニアに選ばれたことは、大変光栄です。私たちは、人々が安全で公正、かつ環境に優しく生活できるよう、地球規模の災害レジリアンスを達成するというビジョンを掲げています。今回の表彰は、AIの力を利用すれば私たちのビジョンを実現できるという信用の証です。」

「テクノロジー・パイオニア」は、59人を超える識者、起業家、投資資本家、企業幹部で構成される選考委員会により、イノベーション、潜在的な影響力、リーダーシップといった基準に従って選出されました。過去には、Airbnb、Google、Kickstarter、Mozilla、Palantir Technologies、Spotify、TransferWise、Twitter、Wikimediaなどの企業が表彰されています。